ようやく春の兆しが…
3月22日の昼過ぎ、木地屋の様子を見て来ました。積雪は2m30㎝ほどに減っていました。天気が良かったので上からスキーで下ってくる人が何組も。小さな駐車場は一杯でした。
お堂の軒下は、まだすっぽりと雪に囲まれていますが、みんなのお陰で屋根はきれいに出ています。さて、お堂の歴史ですが、この集落が大所に村を作る前の居住地、妙高高原笹ヶ峰時代の名残をとどめているのです。高田榊原藩政の時代に殿様の要請で笹ヶ峰に入植した木地屋は、そこで日蓮宗に改宗し、小さなお寺を作りました。そこに祀った笹ヶ峰権現が、このお堂に運ばれて安置されています。写真の仏壇の右にある小さな社の中に笹ヶ峰権現が祀られています。だから、このお堂は、木地屋の移住の歴史を伝える貴重な文化財でもあるのです。ここで春と秋の2回集落出身者が集まってお祭りをしています。写真は去年の春祭りの様子です。2枚目の写真の右側が笹ヶ峰権現です。