ブータンのろくろ

 この11月にブータンのろくろ調査に行ってきました。今まで日本各地のろくろを見て来ましたが、ブータンのろくろは予想もつかない驚きの技法でした。


大変!ろくろに火が付いて燃え出した!

わけではありません。燃えているのは、ろくろの軸に着けた接着剤です。こうして熱で溶かした接着剤に加工材を貼りつけて回転させ、刃物を当てて削るのがブータン流。日本の伝統技法は、3〜4本の爪がろくろの軸に取り付けてあり、そこに材料を打ち付けて回転させて削ります。だから、私たちにはブータン流は、まさに仰天の技法です。本当に、接着しただけで大丈夫なのか?ちゃんと削れるのか?それを確かめたくて、遥々ブータンまで行って来ました。物好きだね〜と言わないでください。私の研究テーマなのです。


このブログの人気の投稿

なに?これ!

なに?これ! その2