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3月, 2025の投稿を表示しています

出前講座( 2)が 3/15に

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 資料館の冬季出前講座の第二回が3月15日に開かれました。前回はあいにくの天気でしたが、この日は好天に恵まれて27名の皆さんから集まって頂きました。必ずしも一般的な話題ではないのですが、前回同様皆さん大変興味を持って聴いて頂きました。何と言ってもブータンという国がとても面白く、不思議な魅力を持っているからでしょう。          人も車も少なく、独特の自然に囲まれて、伝統の文化を守りながら、静かに日々の営みを続けている。今の世界を見渡した時、もしかしたらブータンは私たちより先進国なのでは?と思えて来ます。

早春賦

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 雪の上を渡る風に春の兆しを感じました。

ようやく春の兆しが…

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 3月22日の昼過ぎ、木地屋の様子を見て来ました。積雪は2m30㎝ほどに減っていました。天気が良かったので上からスキーで下ってくる人が何組も。小さな駐車場は一杯でした。  お堂の軒下は、まだすっぽりと雪に囲まれていますが、みんなのお陰で屋根はきれいに出ています。さて、お堂の歴史ですが、この集落が大所に村を作る前の居住地、妙高高原笹ヶ峰時代の名残をとどめているのです。高田榊原藩政の時代に殿様の要請で笹ヶ峰に入植した木地屋は、そこで日蓮宗に改宗し、小さなお寺を作りました。そこに祀った笹ヶ峰権現が、このお堂に運ばれて安置されています。写真の仏壇の右にある小さな社の中に笹ヶ峰権現が祀られています。だから、このお堂は、木地屋の移住の歴史を伝える貴重な文化財でもあるのです。ここで春と秋の2回集落出身者が集まってお祭りをしています。写真は去年の春祭りの様子です。2枚目の写真の右側が笹ヶ峰権現です。

お堂の屋根、2度目の雪下ろし

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 この冬2度目になるお堂の雪下ろしを3月1日に行いました。2月2日から丁度ひと月です。前回よりは少し小さかったけど先日の寒波で、また頭に白い帽子を載せていました。  ところで、このお堂は木地屋集落の歴史にとって大変大きな意味をもった建物なのです。もちろん次々と民家が姿を消し、お宮も無くなって唯一木地屋の歴史を語る建物という意味もありますが、実は集落の移住の歴史を伝える建物でもあるのです。長くなるので、この続きは次回に。とにかく今回は雪の景色を楽しんで下さい。  美しいピラミッド型の山は雨飾山です。根知谷から見た山の形を双耳峰と深田久弥は讃えていますが、私はこのアングルの雨飾山が好きです。